一時期シストレは色々な雑誌で取り上げられたり、ブログが流行ったりと話題を呼びましたが少し今は落ち着いたように感じます。
一つの理由としてはシストレよりもAIや機械学習などの新しいトピックが登場してきたこと。
もう一つはシステムトレードというと格好いいイメージですが、実際の作業は淡々とコツコツと毎日地味なタスクをこなすので長く続かない人が多い点ですかね。あとブログだとネタがつきやすいです笑。
しかし、シストレのマーケットインパクトなどを考えるとピークが落ち着いた今の方が個人的には始めるのにおすすめの時期です。
シストレを始めるには何が必要?
シストレというと簡単に稼げる!といったイメージが先行して実際にどんなことをすればいいのか曖昧な人が多いと思います。
今後シストレについて詳しく説明した記事も作っていきたいと思いますが、大きな流れとしては
- 売買ルールを作成する
- 売買ルールでバックテストをして評価する
- 売買ルールを使用して明日のシグナルを確認する
- シグナル通りに発注する
という大きな4ステップになります。
当サイトで紹介している
- ストラテジー = ステップ1
- イザナミ = ステップ2 & ステップ3
をカバーしています。
極端にいうとエクセルなどでも可能
売買ルールというと複雑なイメージですが、極端にいうと
- 今日ストップ高の銘柄を明日の成行で買う
- 今日ゴールデンクロスになった銘柄を明日の大引けで買う
といったものです。
もちろん優秀なストラテジーはもう少し複雑ですが、超シンプルなものだと上記のようなストラテジーとなります。
もし、上記の売買ルールで誰かが過去の相場で十分に結果が出たなどの情報があり、それを完全に鵜呑みにするのであればステップ1,2が完了した状態となります。
そうなると必要なのが、上記の売買ルールにマッチする銘柄を探す(シグナル)ことになります。
ストップ高を探すのはYahoo!ファイナンスなど株式のサイトでも十分にできますし、ゴールデンクロスなら頑張ればエクセルでもできちゃいますよね?
そうなんです。
頑張ればソフトも不要で、完全無料でシストレは始めることはできます。
簡単に真似できることは、簡単に廃れる
ゴールデンクロスはみなさんご存知でしょうか?
短期移動平均線が、長期移動平均線を下から上に突き抜けることをゴールデンクロス(GC)と言い、一般的に投資家の間では買いの目安とされている。
ウィキペディア
最も有名なテクニカル分析のシグナルかもしれませんが、買いのタイミングを教えてくれる指標です。
少しググるとわかりますが、実はゴールデンクロスはシストレの売買ルールとしてもバックテストでは十分に成績をあげる結果になります。
しかし、売買ルールが有名になりすぎると問題になるのがマーケットインパクトです。
詳しい説明は省略しますが、
大量の人が同じ銘柄に成行の買い注文を出すとどうなるかすぐにイメージつくと思いますが、
発注する人が少なければ大きな影響はありませんが、多くの人が成行注文を出すと高値掴みになり可能性が上がります。
成行注文じゃなくても指値の場合も約定しないなどの問題も起きます。
ストラテジーが有名になると、同じ銘柄に対して売買注文を出す人が増えてしまい、バックテストと実際運用を始めた後の成績が大きく乖離する可能性が上がります。
そのため、実際に長く通用するストラテジーの条件として
明日買う銘柄はサイトやエクセルで簡単に知ることができないこと
というのは最低限頭に入れておいて問題ありません。
プログラミングでシストレ
システムトレードに興味を持ったけどいきなり有料のソフトに手を出すのには躊躇してしまう方多いと思います。
最近小学校でも学ぶというプログラミングはどうなのか?と思う方も多いと思います。
少し前はプログラミングでシストレといった書籍も多数出ています。
実際に自分でプログラミングをやってシストレを実施することは不可能ではありません。
しかし、私自身エンジニアを本職としていますがかなりの手間がかかります・・・。
- プログラミングの勉強をする
- 過去の銘柄・株価情報を取得
- 売買ルールをプログラミング
- 売買ルールを過去の株価情報に対して検証するプログラミング
- 検証結果を出力するプログラミング
- シグナルを出力するプログラミング
といった手順が必要となります。
お試しでプログラミングをやってみたいという方はやってみる価値はあると思いますが、独学や書籍のみはかなり長い道のりになるので、評判の良いプログラミングが学べるサイトなども検討する価値ありです。
イザナミを進める理由
プログラミングでシストレをするとかなりの手間がかかることは触れました。
最終的には
勉強する時間や準備する時間と、イザナミの価格どちらが重要ですか?
という結論に達すると思います。
イザナミのコストは月額ライセンスの場合
初期費用 ・・・ 12,980円
月額 ・・・ 7,920円
イザナミの無期限ライセンスの場合
無期限ライセンス ・・・ 165,000円
となっています。
これにストラテジーの価格が追加となりますが、明日からでもシストレが開始できてしまいます。。
このコストと時間、プログラミングを学習するためにかかるコストと時間の比較になります。
プログラミングを学習して、自分でシストレを組んでと考えると最悪それだけで数ヶ月かかる可能性もあります。
シストレの評価に入る前に諦めてしまう可能性も・・・。
そういったリスクを考えても、月額ライセンスで今すぐにでもシストレに触れ、実際にシストレを開始することをお勧めします。
イザナミを使うことでシストレってこんなに簡単なんだと直感的に体験できるはずです。
しかもイザナミは使用できるストラテジーの制限がありますが、7日間のトライアル版も用意されており、トライアルの7日が終了しても30日経過すれば再度トライアルの申し込みが可能とかなりの親切設計!
まずはトライアル版だけでも試す価値はありです。
トライアル版を試してみて、これはプログラミングで代用できそうとパッとイメージがつく人はプログラミングに挑戦しましょう
それでもプログラミングを試したい人へ
プログラミングの場合はスキルとして汎用的なので、シストレを辞めてもプログラミングのスキルを他へ活かすことが可能です。
最近はAIや機械学習などの活発なので、プログラミングとシストレ両方始めたいという人はぜひPythonで始めましょう。
ちょっとバージョンは微妙ですが
といった書籍や、Pythonに特化したプログラミングスクールの活用がおすすめです。
そして、一番のポイントはコストはかかってしまいますが、
イザナミの月額ライセンスとの併用です。
上記で紹介したシストレのステップ
- 売買ルールを作成する
- 売買ルールでバックテストをして評価する
- 売買ルールを使用して明日のシグナルを確認する
- シグナル通りに発注する
このステップの3番だけをプログラミングで代用するのです。
バックテストして評価する部分を自作するとかなりの労力になりますが、売買ルールが確定して明日のシグナルを出すだけに集中すればそこまで大変ではありません。
そして、明日のシグナルを出すためにはあらゆるプログラミングのスキルが詰まっています。
- 売買ルールに必要な日数分の株価の取得
- 買いシグナルのアルゴリズム作成
- 手仕舞いのためのアルゴリズム作成
あたりでもかなりレベルの高いプログラミングになるので、どうしてもプログラミングに挑戦したい方はこのあたりから始めてみましょう。
そして一番大切なことですが、月額ライセンスと併用する理由は
イザナミのシグナルと自作プログラムの買いシグナルを比較する
ことです。
シグナルが異なっているとイザナミで検証したようにプログラミングできていないということです。
もし全て自作にしてしまうとここのチェックができないので、ずっと間違えたまま運用してしまう可能性があります。
ある程度の期間シグナルが一致して、イザナミが不要となったらイザナミの使用を止めるという選択肢もアリかと思います。
まとめ
最終的にイザナミを使うのか、自作のプログラミングなのかを決めるのはあなた自身です。
しかし、イザナミを使いたくない理由がお金であればかかる時間もコストとして考え直すことが重要です。
スキルとしてプログラミングを学びたいと熱意がある方はプログラミングを学ぶということは大賛成ですが、一気に全てシストレを自作までやってしまおうというのは危険です。
限られた時間の中で、どこに優先順位を置くかを意識して新しいことにチャレンジしましょう!
逆に一度自作でシストレのシステムをプログラミングを試みるとイザナミの作りがいかに素晴らしいかがわかるかもしれないですね。
イザナミという圧倒的に便利なアプリに対して自分の時間を節約し、その時間を使ってシストレや副業などでイザナミの月額以上を稼ぐという思想が重要です。
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